ジュエリーは、修理・メンテナンスで何度でも蘇らせる事ができるって知っていましたか？

ジュエリーの大きな特徴の一つに永続性があります。ジュエリーは消費するものではなく、何年、何十年、時には世代を超えて楽しんでいただけるものです。

しかし、メンテナンスの仕方を誤ると、本来の輝きを楽しんでいただくことは出来ません。もしかしたら、皆様もせっかく買ったジュエリーがタンスの肥やしになっていたりしませんか？

①指輪のサイズ直し

サイズが合わなくなったリングがあるとしたら、貴金属（金、プラチナ）で出来ているリングはサイズを直すことが可能です。

指輪のサイズは号数で表されますが、１号が約１ミリです。稀にご自宅で指周りを測ってサイズ直しをお持ちになられるお客様がいらっしゃいますが、きちんとサイズを測らないと、１号違うだけでもかなり着け心地が変わってきますので、お店の専用ゲージで測ってもらうことをおすすめします。

②真珠のネックレスの糸替え

女性にとってはお道具の一つと言われおり、冠婚葬祭で役に立つ真珠のネックレス。購入されてから一度も糸替えをしていないという方が多くいらっしゃいます。

真珠の糸替えは理想的には２年に一度、最低でも５年に一度をおすすめします。使う頻度が少ないとしても、中の糸は劣化していきますので、定期的に糸替えをしておかなければ、突然切れてしまいます。急に入ったお葬式に身に着けていこうと思ったら切れてしまい、修理にお持ちになられる方もいらっしゃいますので、ぜひ定期的な糸替えを行いましょう。

そして、真珠の長さが合っていない方も多くいらっしゃいます。真珠のチョーカーネックレスの理想的な長さはネックレスが鎖骨に沿うくらいです。標準的な日本人の首の太さだと、何珠か取らないと長すぎて、だらんとした印象になってしまいます。ぜひ、糸替えの際にお店の方に長さを見てもらい、ご自分の首に合った長さに調整してもらいましょう。

③ジュエリーのクリーニングについて

意外と知られていないのが、ジュエリークリーニングの重要性です。どんなに上質な宝石を買ったとしても、クリーニングをせずに使用し続けたら、曇ってしまい、輝きや色を楽しんでいただくことは出来ません。

特にダイヤモンドは親油性という油が付きやすい性質がありますから、クリーニングをしなければ、すぐに曇ってしまいます。クリーニングをせずに使用しているダイヤモンドの輝きは水晶程度まで落ちてしまうと言われています。例えば５００万で買った最高品質の１カラットのダイヤモンドでも、クリーニングをせずに使用していると、１０００円の水晶と同程度の輝きしか楽しめないのです。

上質なものを選ぶことも大切ですが、購入後のお手入れも大切なことですね。ジュエリークリーニングはサービスで行っている宝石店も多くありますから、ぜひ一度ジュエリーのクリーニングをしてもらってください。こんなにも綺麗だったのかと驚くはずです。また、専門店でクリーニングをしてもらうと、その際に石が動いていないかなどのチェックもしてもらえます。大切なジュエリーを最大限に楽しむために、クリーニングをしましょう。

今回はジュエリーの修理、メンテナンスのお話でした。本日紹介した以外にもたくさんの修理やメンテナンスがあります。ジュエリーは高価なものですが、きちんとお手入れすれば、長く使っていただけるものです。その永続性、使用できる期間を考えると決して高いお買い物ではありません。その価値をしっかり楽しんでいただくために、ぜひお手持ちのジュエリーのお手入れをしてあげてくださいね。